ツボって何？

今回はリラマガで何度も触れている、ツボのお話。
さて、そもそもツボって何でしょう？鍼灸治療の論拠である中医学では、経絡（けいらく）と呼ばれる気の流れが全身を巡っていると考えられています。そして、表面に現れる気の出入り口が経穴、いわゆるツボです。ツボは全身に分布し、WHO公認の経穴だけで361もあります！

「経絡って血管や神経とは同じなの？」とよく聞かれますが、概念上のものであり、同じではありません。ですが、現代の画像診断技術を用いてツボを調べてみると、その多くが、神経が重なり合うところに存在しているとのこと。
そして人体には、刺激を受けた神経から血管を広げる物質が分泌される、というメカニズムがあります。血管が拡張し、その部分の血流が良くなります。
つまり、神経の重なり合うツボを刺激することで、より効果的に血流を改善することができるのです。これが、鍼灸治療の治癒機序の一つと考えられています。
ギックリ腰や胃痛が足のツボで改善するなど、離れた場所のツボで効果が出るのも、鍼灸治療の魅力の一つです。不思議に感じると思いますが、全身に張り巡らされた神経を想像すると納得できる気がしませんか？

当院では遠隔治療も対応できます。患部を施術せずに治療効果を得られる不思議体験をしてみませんか？スタッフ一同、心よりお待ちしております。