風邪の初期症状に葛根湯と鍼灸

秋が深まるにつれ、朝晩の冷え込みが体にこたえる季節になりました。
この時期に増えるのが「風邪のひき始め」。
ゾクッとした寒気や首・肩のこわばり、軽い鼻水やくしゃみは、まさに初期のサインです。

漢方では、こうした時におなじみの「葛根湯」がよく用いられます。
実は、熱が上がってからでは遅く、まだ症状が軽いうち、体が「寒気と戦っている」段階で服用することが大切です。
肩や首のこりを和らげ、発汗を促すことで風邪を追い払う働きが期待できます。

また、鍼灸でも同じように「早めのケア」が効果的です。
ツボを刺激して巡りを整えることで、体が本来もつ自然治癒力を高め、こじらせずに回復しやすくなります。
首や背中の緊張をゆるめる施術は、風邪の初期特有の重だるさにもぴったり。